日本の大人の学力:数学的な思考力・読解力でOECD加盟国中世界首位!
女性の力を引き出して日本経済を再生させるコンサルタント:濱崎佑樹です。
今日は、「日本の大人の学力:数学的な思考力・読解力でOECD加盟国中世界首位!」についてお伝えします。
先週のニュースで知って驚いたことがあります。
それは、経済協力開発機構(OECD)が24の国と地域で行った「国際成人力調査」で、日本は「読解力」と「数学的な思考力」がトップの成績だったことです。
この調査は、学校教育や職業訓練など人材育成の参考にしようとOECDが初めて行いました。
加盟国を中心に24の国と地域の16歳から65歳までのおよそ15万7千人が参加し、日本では無作為に選ばれた5千人余りが解答しました。
「読解力」と「数学的な思考力」、それに「ITを活用した問題解決力」の3つの分野で問題が出され、日本は「読解力」と「数学的な思考力」で平均得点を20点ほど上回りトップの成績でした。
学歴や職業別に分析しますと、世界的に学歴が高いほど得点も高い傾向にあり、単純作業に従事している人よりも事務職の人、さらに管理職や技術者と順に成績が良くなっていますが、日本は学歴や職業による得点差が小さく、全体的に高い能力を持っていると分析されています。
例えば最終学歴が「中学卒業」の日本人の「読解力」は、アメリカやドイツなどの「高校卒業」の人たちよりも高くなっていました。
分析を担当した国立教育政策研究所の小桐間徳国際研究・協力部長は、「早くから義務教育が普及し、読み書き計算の基礎・基本を重視してきた結果ではないか」と話しています。
一方、「ITを活用した問題解決力」は平均を上回ったものの10位で、研究所は、「パソコンを使い慣れておらず、問題に取りかかれない人が少なくなかったのではないか」と分析しています。
ちなみに現在、OECDの加盟国は以下の34カ国となっています。
▼EU加盟国(21カ国)
イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、オランダ、ベルギー、ルクセンブルク、フィンランド、スウェーデン、オーストリア、デンマーク、スペイン、ポルトガル、ギリシャ、アイルランド、チェコ、ハンガリー、ポーランド、スロヴァキア、エストニア、スロベニア。
▼その他(13カ国)
日本、アメリカ合衆国、カナダ、メキシコ、オーストラリア、ニュー・ジーランド、スイス、ノルウェー、アイスランド、トルコ、韓国、チリ、イスラエル。
OECDは「Organisation for Economic Co-operation and Development」の略で、本部はフランスのパリに置かれています。
ではまた!
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