「オリンピック」と「デモ」2つの事例から紐解く"群集心理"の明と暗
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◆「オリンピック」と「デモ」に共通するもの
ロンドンオリンピック凄い盛り上がりでしたね。
（まだ終わっていませんが＾＾；
そんなオリンピックが盛り上がっている中でも、毎週金曜日の首相官邸前デモは行われていました。
主催者発表で15～20万人が参加しているという、歴史的なデモとなっています。
この「オリンピック」と「デモ」、共通しているものがあります。
それは『群集心理』です。
群集心理とは、群衆であるがゆえに生まれる特殊な心理状態です。
そして、この群集心理には「明」と「暗」があります。
順番は前後しますが、まず「群集心理の暗」の面の2つの特色です。
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１．判断力の低下・興奮性の高まりによる衝動的・無責任行動。
「赤信号みんなで渡れば怖くない」の心理が生まれる。
責任追及される危険感も薄れ、時に暴徒化する。
公共物などを破壊し、集団リンチ（いじめ）へとつながる恐れがある。
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２．その場の雰囲気に飲まれてしまう。
自分の意見がないまま他人の言動にすぐに同調する付和随行者が表れ、それがデモの激化を招来する。
この点に着目した刑法も、デモ暴徒化に当たり、首謀者らのみならず「付和随行者」も刑罰をもって臨む。
暴徒化には付和随行者が付きものとみている。
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一人一人の人間には凶悪な性格を見いだせないのに、集団化するとなぜか危険極まる犯罪を簡単に敢行してしまうケースがあります。
群集心理によって一人一人の人間の判断力が低下し、衝動的・無責任的な行動に走る傾向が出てしまいます。
周りにいる人たちも付和随行者となり、暴挙を止める積極的行動が起こせなくなってしまいます。
正に「群集心理の暗」の面です。
今回の官邸前デモが暴徒化しないことを切に願います。
これに対して、オリンピックの応援は「群集心理の明」の面です。
多くの人が日本代表チーム・選手をこぞって応援します。
そして、それが起爆となりオリンピックに関心がなかった人まで巻き込み、大きな「感動」を生み出します。
感動が感動を呼ぶ、正に「群集心理の明」の面です。
群集心理の「明」と「暗」。
それを強く感じた、ロンドンオリンピックと官邸デモでした。
群衆心理の暗には引き込まれないよう、くれぐれもご注意ください。
ではまた！
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